埼玉県の北部、夏になると気温40度超えも珍しくない熊谷市。どうしても暑いことばかりが話題になりがちですが、江戸時代から中山道の宿場町として栄えた一大商圏をなす経済拠点としての顔も持ちます。
そしてさらに有名なのが、熊谷市内を流れる荒川の土手沿い「熊谷桜堤」の桜並木です。その様子は大変美しく、毎年多くの花見客であふれかえる関東屈指の超人気お花見スポットです。
そこで今回は、「熊谷桜堤の見頃の時期」と「熊谷桜堤の桜の混雑状況は?駐車場は停められる?」
について詳しくお届けしていきます。
熊谷桜堤の桜の見頃の時期は?
熊谷の夏は猛暑ですが、春の気候は極めてノーマルで他の地域と同じく毎年桜前線の訪れとともに桜も開花します。
その数約500本。
約2㎞に渡ってソメイヨシノが荒川沿いの熊谷桜堤を見事にピンク色に染め上げます。
(「熊谷桜堤」・・・埼玉県熊谷市河原町2丁目)
具体的な時期の目安は毎年「3月末から4月上旬」です。
この頃に「熊谷さくら祭り」が開催されるのですが、
今年(2019年)は「3月25日(月)~4月7日(月)」の2週間の予定です。
この期間は、18時~21時まで毎日夜間のライトアップもありますので夜桜見物もおすすめです。昼間には見られない幻想的な光景にきっと目を奪われることでしょう。
(ちなみに専用サイトで開花速報が見られます。
https://www.city.kumagaya.lg.jp/kanko/matsuri/sakura_matsuri/kaika.html)
平成2年には「さくら名所100選」にも選ばれている絶景ポイントなのでまだ行ったことのない方は、平成最後の「熊谷さくら祭り」に是非ご参加ください。
熊谷桜堤の桜の混雑状況は?駐車場は停められる?
「熊谷さくら祭り」の時期は、屋台がズラリと並びます。食べ歩きしながら桜が見られる嬉しい状況なのですが、気になるのが駐車場です。
でも心配いりません。この熊谷さくら祭りの時期に合わせてすぐ近くのかわ沿いにある「荒川運動公園」がそのまま臨時駐車場となります。
荒川運動公園
※ただし駐車可能台数が約250台分なので土日やピーク時は満車の可能性があります。その場合は「熊谷駅」周辺の有料パーキングをご利用ください。だいたいどことも400~800円くらいの価格です。
また、近くの熊谷市民体育館(熊谷市河原町2丁目)のトイレを使うことが可能です。特に女性用は大変混雑するので時間には余裕を持って利用してください。
熊谷桜堤の桜について
その絶景ぶりをもう少し詳しくご説明しましょう。
この「熊谷桜堤」の桜は、堤防の歩道よりも一段低いところに植えられているので歩く人の目線の高さに桜の花がアップで咲いてくれます。よって普通の花見よりもより接近して観賞できるところにおすすめポイントがあります。
さらにこの桜たちと競うようにしてほぼ同時期に咲き誇るのが「菜の花」です。
菜の花の黄色の絨毯をベースに桜のピンクが染まって行く様がまさに目に彩で絶景たる所以なのです。
皆さん、思い出してください。童謡の「ちょうちょう」の歌の歌詞を。
『♪ちょうちょう ちょうちょう 菜の葉にとまれ 菜の葉にあいたらサクラにとまれ〜
サクラの花の花から花へ〜』
そうこの歌の歌詞そのものの風景がまさに「熊谷桜堤」の花見風景なのです!
黄色とピンクのコントラスト、さらにそこに菜の葉の緑色と空の青も加われば日本人が大好きな郷愁をそそる田舎の原風景そのものと言えるのです。そして本当に「ちょうちょう」がヒラヒラと飛んでいたら「ビンゴ!」ですね(笑)
ただ一つ気がかりなことがあります。
それはこの菜の花が咲くころに降る「菜種梅雨(なたねつゆ)」です。まだ寒さの残る花冷えの頃にしとしとと降る雨はとても情緒あふれる光景であり「春雨じゃ、濡れて参ろう」という言葉があるように決して珍しいものではありません。しかし、時にこの雨が激しく降ると残酷なまでに開花したての花たちを散らしてしまうことがあります。
今年の熊谷市の天気予報を確認するとちょうど桜の季節に雨マークがチラホラと・・・見受けられます(悲)
菜種梅雨はぜめて桜の前か後にして欲しいと祈るばかりです。
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